微速度撮影による癒し映像の世界

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TimeLapse

2015-01-24

CIMG1070_2.jpg 私がTimeLapse(タイムラプス 微速度撮影)を知ったのはiPhoneのアプリ
そこにTimeLapseというアプリがあるのを知りDLしてみたが、使い方が分からず ネットでいろいろ調べてるうちにYouTubeですごい作品に出くわした
 mockmoon氏 YouTubeでは有名な方らしいのですが、氏の作品はスリリングな中にも繊細なテクニックと感性で制作されており『涙が出た』とのコメントも見かけるほどのすばらしいものでした。
 その後、コンデジからテストを初めて 今では超高級機のEOS 1Dslllも投入して撮影しています
撮影テクニックもさることながら動画化や編集 圧縮など勉強しないと行けないことは山積みですがこれほど写真にワクワクした気持ちになったことは初めての気がします まだまだ始めたばかりで幼稚な作品ばかりですが 皆さんに涙を流していただけるまで撮り続けていきたいと意気込んでいます
 VTRの早回しでも出来そうですが 大きな撮像素子をもつデジタル一眼ならではの映像クオリティーはVTRの比ではありません 1フレームあたりの情報量が桁違いだから美しいのです
 サイト名の『a moving sight』(ア ムーヴィング サイト)は 『動いてる風景』 と直訳できますが 実は、動くのは『心』・・・そう 『感動的な光景』 という意味なのです でも普段は見えない雲や星の動きが見えるので 両方の意味でぴったりだと思いませんか? 


カメラの耐久性について

R0018903.JPGTimeLapseにおいて最も問題なのがカメラの耐久性の問題です 私が使用しているEOSのシャッター耐用回数は1Dslllが30万回 50Dは10万回ほどです一度に1000〜3000ショット撮るインターバルだとすぐにこの耐用回数に達してしまいそうでちょっと怖いですが 以外と行けるんじゃないかという意見もあり今のところ人柱的実験感覚で楽観的にやっております というのもインターバルの場合は高速シャッターを切らないでゆっくりと定期的に切るのでそんなにメカに負担はないとのご意見もあります(YouTubeでお馴染みのmockmoon氏のブログにも同様の意見を書かれています。
 私はカメラのことも考えて4台のカメラを交代に使っていますので1回2000ショットとして 全部のカメラの合計耐用回数が60万ショット 1分間の作品を300本作るとすべてお釈迦になる計算ですので、なるべくNGをさけながらやって行きたいと思っています
 シャッター耐性と他にもう一つカメラに負担になりそうなのが CMOS(撮像素子)です 特に夜の星などを撮る場合は20秒前後のロングシャッター速度に設定してタイマーではなくシャッター押しっぱなしの連射でインターバルしていきます これで2時間3時間は回しっぱなしにするのでCMOSは常に通電状態です 熱で逝かれてしまうのではとの懸念もありますのでちょっと心配ではあります ただ前出のmockmoon氏はNikonD3に携帯バッテリーをつなげて夜通し長秒連射されてる様なのでその辺りも大変気になるところではあります

YouTube

ピクチャ 3.png画像投稿サイトYouTube(ユーチューブ)のアカウントは2007年から持っていました 私が入会した当時は画質がこの世のものとは思えないほどひどいものでモザイクをかけた画像のようでした 私もプライベートの映像を何度か投稿してみましたがあきれかえるほど悪い画質にすぐ冷めてしまいそのままほったらかしていたのが現状です 最近TimeLapseを始めてからYouTubeを見たときのHD画質にはめまいがするほどの驚きです ハイビジョンで撮った映像がそのまま配信できるなんて・・・それも無料でディスク容量制限なしで(1ファイルあたりの制限も2G-10分以内と他のサイトの比ではありません)まさに『神』ですね〜 ただこの2G いがいと難しくって HDサイズで公開するのには圧縮を余儀なくされるのです 普通の映像だとH264というこれまた神なコーデックのおかげで楽々なのですが 私の作品の様な青空のきれいなグラデーションがトーンジャンプによって縞模様が出てしまいます 結構苦心していましたが 今ではFinalCutStudioの中のCompressorというソフトが自動でYouTube用に圧縮してくれるので助かります H264で圧縮するのですが なぜか画質結構良いんですね〜(不思議)


これが2007に投稿した最初の映像ですこのサイズだと何とか見れますが
再生中に画面をクリックして実際の大きさで見てください
画質のひどさにびっくりしますよ!

釣りの様な趣味です

_S3S0068.JPGインターバル撮影はまるで釣りの様な趣味です お天気とポイントを見極めてカメラ(仕掛け)をセット 後は運任せです 撮影中はぼ〜〜〜〜っと空を眺めてることが多いですね インターバル中はプレビューも見えないのでうまくいってるかどうかは確認できません 雲が思うように動いてくれたらラッキーですが・・・ で 家に帰ってパソコンに取り込みPhotoshopでサイズをHD(1280*720px)に変換(一枚一枚ですが1000〜2000枚あるのでバッチ処理という便利な機能で自動化できます)
Motionでイメージシーケンス(動画化)FinalCutProで編集 Compressorで圧縮 YouTubeにUP
で出来上がりです 帰ってからの料理次第で美味しく仕上がるのです

今後の課題

_MG_4306.JPGだいぶ要領は分かってきましたが、今一つ方法が定まっていないのが夕焼け&朝焼けです どんどん露出が変わる時間帯はAE(自動露出)で撮らなければいけませんが そうすると微妙にフレームごとの明るさが変わってちらつき(フリッカー)が出てしまうことです 極めてらっしゃる方の映像はとても安定してるのですが オートで撮って編集段階で補正されてるようで まだまだ私のレベルではついていけません やはり撮影段階でのセティングをもう少し研究しないといけないようです。

ファイルサイズ

_S3L2337.jpg微速度撮影は一眼レフを中心とした高画質カメラでの撮影なので1フレームのファイルサイズはかなり大きくなります フルサイズのEOS1Dslllの場合 一番小さいSサイズで撮りますがそれでも1カット1.3Mくらいはあります これでは私のMacで動画にしてもコマ落ちがひどく再生不可です
Motionで動画化する前にPhotoshopで800kbくらいまでリサイズしてやっと何とかなる程度です
それでも2分の動画が2G超になりそこからH264で圧縮して500M前後にし 滑らかに再生となる訳です
最近NEW iMac に カスタムでクアッドコアのi7+メモリー16G搭載 HDD 2TBが出ました これならフルサイズ一眼の超高画質でTimeLapse楽しめそうです 今は初期不良でごたごたしてるようですから落ち着くまでにお小遣いを貯めてGETしたいものですね

再生環境

SANY0114.jpgここの動画はYoutubeに最適化してありますが 最近のYoutubeのHDサイズは回線速度が遅かったりパソコンの処理能力が低い場合は滑らかに再生できません 私のセカンドマシン VAIO tipeTで 光回線+高速無線LAN CPUはIntel Core 2 Duo2.4GHz メモリー2G  WinVista のマシンで I.E.以外のアプリは全部落とした状態でようやく滑らかに見えるレベルです 再生バーの赤い線にスライダーが追いついて止まってしまう場合は回線能力不足 バーに追いついていないのに もしくは2巡目でもカクカクしたり途中で止まるのはパソコンの能力不足です HDボタン押さなければ滑らかに見えるくらいですとまあまあの性能はあると見てよいでしょう 今後はここのサイトの動画がHDで滑らかに見える程度のインターネット環境が最低限必要になってくるのではないかと考えています 

GR Dll 1秒インターバル計画

ピクチャ 3.pngここではCanonの一眼レフを使った微速度撮影を主としていますが、シャッターの耐久施も気になるのでRICOHのGRもサブに使えるとある程度メイン機を休められるし2台同時とかでも便利です。ただGRのインターバル機能は最短5秒からなので雲を撮るにはちょっと速度が速くなりすぎます。そこで連射機能を使って1〜2秒でもインターバル出来るようにしようと計画しました
 ケンコーにND400という光量を1/400にするフィルターがあります 通常は49mmまでしかないのですがネットで特注サイズを扱っているところがあり37mmを購入 GRのフードアダプターは37mmフィルターが付くのでこれでOKです 要するに1/400切る設定で1秒に出来るのです 後は連射モードにして シャターを押しっぱなしでロックするよう自作パーツを作りました
 フィルターはまだ来てないのでテストしてませんが 後の問題は 1秒で連射してメモリー書き込みが間に合うか?です こればかりはやってみないと分かりませんのでお楽しみということで・・・
 ちなみにEOS50Dはタイマー1秒で連射しているとSで撮ってるのに20分くらいでバッファ解放が間に合わなくなり不整脈が発生しましたので GRの処理能力やいかに・・・というところです(EOS1Ds3は2000枚30分撮ってもびくともしませんでした さすがDidiclllx2ですね)

フリッカー補正の方法

,,,,前の方で書きましたが自動露出で撮影すると個々のショットの露出が微妙に狂ってちらちらとうるさくなることがあります 私もずっと苦労してきました 撮る段階でなるだけオートを切って平均な露出になるように気を使っていました ただ夕暮れや朝焼けなど露出が変化する場面ではオートに頼ることになりチラツキ補正は必須になってくるのです
いろいろと調べたりテストを重ねてようやく満足いくレベルに近づきました サンプルのケースはかなりひどいチラツキがありますが何とか安定出来ています 補正量が大きいので暗部が少々汚くなっていますが大きい原画のうちに補正してからリサイズすれば行けるかと思います 
 この方法はPhotoshopのイメージ▶色補正からイコライズ(平均化)をかけます すると全輝度レベルが同じになり派手なハイコントラストな画像になりますのでその後レベル補正で整えます
 補正量が大きいと半端なくトーンジャンプしますので軽い場合はイコライズした後イコライズをフェードする で補正量を減らすと良いでしょう アクションに登録して後はバッチ処理で全ショットに適用させます これで動画化してノイズが目立つようでしたらフレームをブレンドしたりエコーでなじませるとちょっとは誤摩化せますね(笑)

露出の変化に対応する

,,,,
夜明けや夕暮れの撮影などでは明るさが刻々と変わるので固定露出で安定して撮ろうと思うとすぐに露出がついていていけなくなってしまいます かといって自動露出で撮影すると露出ムラでフリッカーが増える上に ずっと同じ明るさに映るので夕暮れや朝の感じが出しにくくなります そこで 微速度撮影のエキスパート mockmoon氏に伝授いただいた 『1フレームずらしレイヤー合成法』をすでに撮影済みの夕暮れの映像でためしてみました photoshopでもお馴染みのスクリーン合成で4枚のレイヤーを重ねて 暗くなる速度にバランス良くなるように一枚ずつフェードインしていきます この方法だと固定露出で撮ってあるのでフリッカーが出ず 露出も後から自由に加減できるので夕暮れの感じも表現可能です
欠点は少しノイズっぽくなることですが レイヤーを1フレームずつずらすことでブレンドされてノイズが強調されるのを防ぐ効果があるそうです 
 サンプル左が元画像 右がスクリーンレイヤーをかけたものです 

星空の撮影

_S3S2070.jpg
通常のビデオカメラでは撮影不可能な星空の動画は高感度なデジタル一眼レフを使った微速度撮影ならではです。超広角16mmでf2.8という明るいレンズでiso感度を3200まで上げて10秒前後の露光をかけます。シャッターはインターバルではなく連写モードにしてリモコンでシャッターを押しっぱなしに固定しての撮影です。出来るだけ明かりのない暗い山中で一人っきりの撮影は2〜3時間かかりますのでちょっと怖いやら退屈やらで大変ですが 目の前に広がる広大な宇宙のパノラマを独り占め出来る幸福に勝る物はありません 特に梅雨明けの時期は空気が澄み切っているので高山でなくても町灯りの水蒸気による反射が少なく微速度日和が多い最高の季節です

長秒露光

微速度撮影では出来るだけスローシャッターを切るのが良いとされています 理由として 1)シャッターとシャッターの間の情報抜けが少なくなりスムーズな動画に出来る 2)高速シャッターだと機構上シャッター速度ムラでフリッカー(チラツキ)が大きくなるので出来るだけスローがムラが小さくて良い 3)鳥など動きの速い邪魔なものが映り込みにくい 4)1秒以上だと高価なタイマーが必要ない などなどメリット多いですが デメリットも・・・ND400というかなり暗いフィルターを使っても ある程度絞り込まないとダメなので デジタルカメラ(特に一眼レフ)は撮像素子のゴミが映ってしまうのです 最近 撮像素子の清掃用品ペンタックスのぺたぺたやるのを買ってみましたがなかなか取れないゴミがあるので思い切ってNIKONの湿式クリーニングキットを注文しています 効果のほどはまた後ほどレポートしますね
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ゴミ対策

撮像素子のゴミ対策は結局NIKONの湿式キットに落ち着きました とってもサッパリします
使い方もビデオが付いてるのでよくわかり 器用な方ならフィルターで1〜2度練習すれば出来てしまいます やはりこの方法が一番の様ですね ¥8000以上かかりますが絞り込みの多い撮影をされる方なら買っておいてソンはないと思いますよ
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iMac27inc.

imac27.pngついに!! iMac新調しちゃいました 以前にもここのコラムで欲しいって書いてたやつです クアッドコアi7(仮想8コアで動きます) メモリー16G(フル搭載) ハードディスク2TB グラフィックボードのメモリーは1Gあります これでデジイチのjpg(s)を先にPhotoshopで切り出ししなくってもそのままMOTONにフルハイビジョン(1080p)で読み込み編集出来るようになりました 今までのではapple prores4444で圧縮しても720Pが駒落ちの限界でしたが今回は1080Pでもスムーズにみられますね〜〜 ついでに(というよりCS3がOS X10.6以降非対応となったので)PhotoshopもSC5にバージョンUPしました☆

一年経って

微速度撮影に取り憑かれてはや1年が経ちました いろいろと試行錯誤をして技法としてはようやくポイントが見えてきました まずは撮影時の設定 露出変化のない昼間はマニュアルで5.6くらいに絞ってインターバル2秒 ホワイトバランスは昼光 ISO 100 サイズはJpg(s)の低圧縮で ヒストが真ん中に収まる露出で撮ります 朝や夕方は ISO オート + プログラムオート 露出補正-+0 中央重点測光 ホワイトバランス昼光 でカメラに任せます 夜間の星は ISO 800~1600 絞り 解放で 10秒から15秒の連写 空を青くしたいのでホワイトバランスはタングステンで行っています レンズは APS-Cでは10-22mm フルサイズでは16-35mmでほとんど広角端で撮ります 
 処理は まず 全コマチェックして鳥や自動車、人などが大きく写り込んで邪魔な物を消します フリッカーがある場合はphotoshpoのバッチ処理でイコライズ+トーン補正します フリッカーがない場合はそのまま MOTIONでシーケンスして トリミング 速度調整 場合によってエコー処理や スクリーンレイヤーでの増感など行います その後 prores4444で書き出し Colorというソフトに送り ここで 明るさや色味 サチュレーションなどの色調整をし 最終Finalピクチャ 2.pngcutPro におくりタイトルやフェイド処理をして仕上がりです この段階までprores4444での処理ですが この後 Youtubeやipad フォトフレーム用にCompressorでコーデック変換サイズ変換の圧縮処理をします
大画面観賞用にはFinalcutProから直接外付けのブルーレイドライブでブルーレイディスクに焼いています 
 いまだに頭を悩ませるのは天気の変化を予測することです ここだ!!と思ってセッティングして数分後に あれっ?? もうちょっと東よりの方が面白くなっていた〜〜 ってことはしょっちゅうですし ひどいときは いいね〜〜って思ってカメラセッティングしてる間に雲がなくなってたり

 思います 気象の勉強しないと 運に任せていたのでは 傑作撮れませんね :-)

kiss壊れた!!

ついに EOS Kiss X2が 撮影中に壊れました 撮れた写真をチェックしてびっくりしましたが シャッターってこんな壊れ方するんですね〜 写真を見ていただければ分かりますがシャッターバラバラみたいです まあKissは入門機なのでシャッター耐用回数は記載されてませんが推定3〜4万ショットくらいで壊れましたねkissx2err99.png
 修理は5年保証が効いたので無料でしたが シャッターユニットとCMOSユニット交換で¥35000くらいのようです こんなことでビビってたら微速度撮影なんかしてられませんが 実際壊れてしまったら やっぱちょっとショックはおおきかったです(笑)

後日談ですが この故障は5年間保証で無料修理してもらって また微速度撮影に復帰させましたがなんと3ヶ月で再びシャッター幕がばらけてしまいました。修理6ヶ月以内の同じ箇所の故障は再修理扱いということで無料で直りましたが、この3ヶ月間になんと2万ショットのシャッターを切っていたらしく『6ヶ月以内は再修理扱いですが この機はシャッター耐用回数が5万ショットほどですので明らかにそれを超える使用回数だと再修理扱いにはなりません』との注意書き付きで帰って来ました(笑)

そんな訳で KissX2は微速度隊から引退させて 後継にEOS7Dが参戦しました

邪魔者

微速度撮影は長時間同じ場所に固定して撮影する為 撮影範囲に邪魔な動きものがあると目立ってしまいます 鉄塔や電線 また建造物などのない開けたロケポイントをいくつか持っていますが 唯一避けられないのが『鳥類』です 田舎だからかもしれませんが 田園地帯にはスズメやカラス 海岸にはカモメや海猫 サギなどが沢山いて 否応無しにカメラの前を横切ります 一時期はND400と絞り込みでシャッター速度をかなり遅くして鳥などの動体が写らないようにしていましたが ND400によるカラーバランスや周辺光量の問題と 絞り込むことによるローパスのゴミの写り込みが新たな問題となりました ローパスのゴミは毎回きれいに掃除して行くのですが 結構な確率で撮影中に不意についてしまいます こうなったらほぼ全コマ修正になてしまい大変なので 今は普通に撮って 鳥の写ってるコマのみPhotoshopで一つ一つ消しています

_MG_27841.JPG_MG_2784.JPG
今使ってるのはPhotoshopのパッチツールです 鳥の周りをクルッと囲んで選択して その範囲を周りの似通った色の所へドラッグしてあげると後は勝手にぴったりのカラーとテクスチャに置き換えてくれますこれに出会う前はコピーツールでやってましたが小さなものはパッチツールの方が上手くいきますね

補間技術

インターバル撮影はかなりな枚数を撮影します 私は基本2秒インターバルです 16mmで撮るときは十分いけますが35mmくらいになるとちょっとカクカクしがちです 1秒インターバルの方が滑らかに動きます とは言っても 以前書いたように 1眼レフのシャッター耐久を考えるとなるべく少ないシャッター回数でいかないといけないのです 1秒だと2秒の半分の撮影時間で壊れることになりますからね。 そこで カクカクしているものをソフトウェアで滑らかな動画にかえてあげる必要がでてきます インターバルで抜けた情報を補う『補間』です 私が使っているappleのMOTION5には3種類の補間法が用意されています 中でも強力なのが 『オプティカルフロー』ですこれを使うとカクカクしていた動画が一気に滑らかになります とはいえソフトですから欠点もあります 動きが単純なものは完璧ですが 電線や木の枝などを 雲が横切るような場面では破綻してしまい変な動きになってしまいます これは撮影時に気をつけないとだめです また処理に大変時間がかかるので遅いシステムではかなり長時間待たさせることになります 最近どこまで補間できるかテストした結果 2fps(1秒あたり2コマ)しかないものを29.97fpsで滑らかになるように処理できました 最高、再生速度5%まで落としても平気でしたよ


ジオラマ風タイムラプス

UNIQLOカレンダーでおなじみのミニチュアシティー ジオラマ風タイムラプスにも挑戦しています 俯瞰で撮るのと あとはレンズの画角この二つがうまく行っていないとミニチュアには見えません 本来はチルトレンズと言う煽りの出来るレンズを使うのですが 今は編集ソフト上で簡単に近景背景をぼかせるので便利です ばっちり決まったときは本当に精巧なミニチュアシティーに見えるので感動的です 気を付mini.pngけることはインターバルで撮らずにND400を入れて1秒前後のスローシャッターで連射することにより動きが滑らかになるのと おもちゃっぽく見せるために サチュレーション(色濃度)をオーバー目に上げてあげるとよりそれっぽくなります

スライドレール ポケットドリー

横に少しづつ移動しながらタイムラプスできるモーター付きのスライドレール『Pocket Dolly』を導入しました 最初に頭で考えていたよりも 移動効果がわかり辛いので驚きました かなり近くに何かが無いと移動している感じが出ません まだまだテスト段階ですがうまく使えば面白い動画が撮れると思います
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セッティングにかなりの時間がかかるので セッティング中に撮影チャンスを逃すこともしばしばです この機材はアメリカから個人輸入しないと手に入らないので Yahoo翻訳と格闘しながらネットで取り寄せました